【竜王戦2020予選】ムゲンダイナ軸受けループ～メタヌケを添えて～【最高/最終1702】
戦績
計20戦 320位
構築経緯
ムゲンダイナ軸の受けループが巷で流行っているとTwitterで見たので、自分でも使おうと思った。
「ムゲンダイナ+テッカグヤのサイクルが強い」ということ以外、具体的な構築も調整も分からず、仲間大会でもムゲンダイナとマッチ出来なかったため、自分で1から考えることになった。
- ムゲンダイナは「カッコいいドヒドイデ」だと思っているので、HBで採用
- ムゲンダイナと相性が良く、高速回復のあるアーマーガアを採用
- ザシアンに無限回後出しできるヌオーを採用
- アーマーガアと相性が良く、最高峰の特殊受けとしてラッキーを採用
- ラッキーでは受けられないゼルネアスに対して受け出しでき、対策してないパーティの選出を歪ませられるヌケニンを採用
- 黒バドレックスやブラックキュレムなど、上記5体では受けられない禁伝に対して切り返せるメタモンを採用
- 完成！
受けループを使うにあたって、回復技のないポケモンを2体採用するのは躊躇ったが、公式大会で純正受けループは精神的にキツいと思ったのでこういった構築となった。
個体詳細
ムゲンダイナ＠くろいヘドロ（プレッシャー・ずぶとい）
241(204)-NaN(0)-154(196)-165(0)-115(0)-158(60)
ヘドロばくだん／マジカルフレイム／じこさいせい／コスモパワー
ぽけっとふぁんくしょん！
・A168エースバーンの珠ダイジェット(飛び跳ねる)：105~125ダメージ
・最速97族+1
役割対象：
・ムゲンダイナ
・物理ポケモン(エースバーンなど)
・積み技のないポケモン
・弱点を突かれないポケモン
アーマーガア＠オボンのみ（ミラーアーマー・わんぱく）
205(252)-107(0)-172(252)-×(0)-105(0)-88(4)
アイアンヘッド／ボディプレス／はねやすめ／てっぺき
ぽけっとふぁんくしょん！
・HB特化
役割対象：
・日ネクロズマ
・物理ポケモン(ランドロス、ゴリランダー、ミミッキュなど)
・BD特化
・C183イベルタルの珠ダイアーク(悪の波動)：90~107ダメージ
・A135イベルタルの珠ダイアーク(不意打ち)：187~220ダメージ
・C222カイオーガの雨潮吹き：109~130ダメージ
・HB特化
・A244ザシアンのじゃれつく：84~99ダメージ
役割対象：
・ザシアン
・耐久ポケモン(カバルドン、ポリゴン2など)
・積み技持ち物理ポケモン
ヌケニン＠あつぞこブーツ（ふしぎなまもり・さみしがり）
1(0)-156(252)-45(0)-×(0)-51(4)-92(252)
ポルターガイスト／かげうち／おにび／こらえる
ぽけっとふぁんくしょん！
・AS特化
・B<D
役割対象：
・ゼルネアス、ザシアン、白バドレックスなど
・有効打を持たないポケモン全般(特にラプラス)
・HD特化
・(S個体値妥協)
役割対象：
・禁伝全て(特に黒バドレックス、ブラックキュレム、ザシアン)
・積みエース
選出
基本
ムゲンダイナ+アーマーガア+ラッキー
基本の選出。サイクル戦を仕掛けていき、ムゲンダイナで詰める。
この3体を基本として、相手に合わせた選出をする。(ザシアンがいたらアーマーガアをヌオーにする、ラッキーが誰も受けられなかったらメタモンにするなど)
※対イベルタルの立ち回り
イベルタルの珠ダイアークは通常ではラッキーでも受けきれない。そのため基本的にはラッキーのダイウォールで凌ぐことになる。
ラッキー受け出し時にダイアーク(悪の波動)を打たれた場合
ラッキーでダイマックス→ダイウォール×3
ラッキー受け出し時にダイアーク(不意打ち)を打たれた場合
ラッキーでダイマックス→ダイウォール×1→ムゲンダイナやアーマーガアに交代
苦手なポケモン
アーマーガアを対面させておかないと受けが効かない。だが数は少ないと踏んでいたのでそこまで意識していなかった。
・ドラパルト
ドヒドイデやポリゴン2を採用していないため、物理か特殊か判別できていない状況では受けが安定しない。大体は物理型を想定して動いていた。
・ムゲンダイナ
こちらのムゲンダイナがHPを少し削っており、火炎放射ではなくマジカルフレイムを採用しているため、TODが多少不利だった。相手の火炎放射で火傷にならないことを祈ろう。
また、耐久型ではなくアタッカーの可能性もあるが、その場合はラッキーで受けられるし、そもそも皆耐久型だった。でも上位にはアタッカー型もいたらしい。怖いね。
上記のムゲンダイナと同じく、こちらのムゲンダイナがマジカルフレイムを採用しているため、熱湯で焼かれるとTODで不利になってしまう。こちらの場合はほぼ確実に焼かれるので、立ち回りでどうにかするしかない。
・黒バドレックス+ポリゴン2
しっかりとメタモン対策をしている黒バドレックス構築は如何にもならない。メタモンを死に出ししても、アストラルビットかエスパー技の択になる。
サイコブレイクのせいでラッキーでも受けられない、黒バドレックスとは違ってメタモンで一致弱点もつけない。どうしようもない。
雑感
剣盾の公式大会で初めて1700に乗ることが出来たので素直に嬉しい。事前練習として様々な方の仲間大会に参加していたが、順位が下から3番目だったり、白黒バドレックスにボコられたりしていたので、自分としては頑張った方だと思う。
20戦しかしておらず、上げようと思えばもう少しくらいは上げられるのかもしれないが、日和った。
～環境について～
ザシアン・日ネクロズマ・イベルタル・ゼルネアス・カイオーガが多いと踏んでいたので、この辺りは立ち回りを事前に決めていた。それが功を奏したと思う。
特にザシアンが多かったので、そこをヌオーで刈り取れたことが良かったのかなと思う。
ムゲンダイナに関しては、仲間大会で流行っているらしかったり、強い方が構築記事が公開されていたりしたため、ある程度は増えるだろうと考えていた。だが、公式大会と仲間大会の参加人数には大きな開きがあるため、実際はそこまで多くはマッチしないと高を括っていた。
ただ、ちょくちょくとブラックキュレムやゼクロムがいたのが予想外だった。この辺りの対策があやふやだったのは反省点かもしれない。
～構築について～
ムゲンダイナの技構成は有名な「火炎放射/毒々/自己再生/コスモパワー」でもよかったかもしれない。自分は特殊耐久を更に高めるためのマジカルフレイムと、瞬間火力を高めつつ毒を狙うことが出来るヘドロ爆弾にした。
アーマーガアの枠に関して、テッカグヤではないのは、羽休めの有無から。エアームドではないのは、ミラーアーマーによるミミッキュや物理ドラパルトに対しての受け性能の差から。
メタモンの枠は、イベルタルや黒バドレックスに対しての安定感からバンギラスにするかどうか直前まで迷っていたが、メタモンだったから勝てた試合があったのでメタモンで正解だったと思う。
6体とも想定通りの活躍をしてくれた。
ではここまで読んでいただきありがとうございました。
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