始めの挨拶
こんにちは、お久しぶりです。JJJです。Twitterには浮上していたのですが、ブログに書くほどのことがなく、ものすごく期間が空くこととなりました。
今回は先日(4/19~21)に行われたJCS予選についての反省となります。タイトルに書いた通り、最終16台という例の如くお世辞でも高いとは決して言えない結果ですが、自分の中のケジメとして書かせていただこうかと思います。ではよろしくお願いします。
本記事はPCで書いていますので、スマホからだと見にくい個所があるかもしれません。ご了承ください。
構築紹介
今回使用した構築はこちらとなります。
戦績:15-7
最終:161X
構築ができるまで
まず自分は実力も経験も伴っていないので、勝つためにはテンプレから少し外れ且つパワーのある構築が欲しいと考えてました。そんな時にスカーフオーガレックの並びをTwitterで拝見し、以前の仲間大会でもスカーフカイオーガ+チョッキレックウザがいたというのを聞いたことがあったので、この並びを採用し、火力を求めレックウザの持ち物を鉢巻にしました。
そして残りの取り巻きですが、スカーフカイオーガよりも早く蜻蛉でき、無振りゼルネアスをほぼ落とすことができる毒Zフェローチェ、先制技を防ぎつつ手助け・フェイントでカイオーガを補助するアマージョ、対ルナゼルネ兼ガオガエン枠としてチョッキガオガエン、対ゼルネアス(特にレックゼルネ)・オーガレックとしてテッカグヤを採用しました。
個体紹介
ぽけっとふぁんくしょん!
調整意図;CSぶっぱ
禁伝枠その1。上から潮吹きを撃って相手に圧力をかけていきます。
ウルトラシリーズはゲンシが解禁されているので、そこそこ意表を突くことができます。
ゲンシグラードンに対しては裏から
レックウザを投げることでエアロックで天候を無効にして水技を無理やり通します。ただこのルールはゲンシ天候であることが多いので雨下で水技を撃つ機会はサン・ムーンシリーズ程多くなく、火力は想像よりは出にくかったです。
上から火力を通すことを最優先にしたのでCに補正をかけ、細かい調整をせずCS極振りとしました。
技構成は最大火力の潮吹き、HPが削られた際の範囲打点として根源の波動、
レックウザや
グラードン・草タイプに撃つ冷凍ビーム、水タイプへの打点として雨以外の天候でも外れない10万ボルトにしました。雷を採用していた時もありましたが、
レックウザと並べている際に雷を外したので止めました。
ぽけっとふぁんくしょん!
S:準速90属抜き
A,B:余り
禁伝枠その2。調整は自分で考えましたが恐らく誰でも思いつく程度のものかと思います。AS型ではなくHD型にしたのは、
レックウザを少しでも裏から繰り出しやすくするためです。スカーフ
カイオーガをメインに据えたので、相手の
ゲンシグラードンの後出しへのカウンターなど
レックウザの後出し機会が多くなり、AS型は繰り出しに不安が残ると他の構築を使っている際に感じていたため、このような耐久調整となりました。使用感は良好で、Sが低い弊害はあまり感じませんでした。
ルナアーラやゼルネアスより遅いのが懸念ですが、
ルナアーラの攻撃は耐え、ゼルネアスに関してはジオコン
トロールを積まれたらどうせ神速しか撃たないからいいやと開き直ってました。
調整は威嚇の影響やトップメタを理由に物理より特殊耐久を優先し、
ウルトラネクロズマの竜の波動耐えを目安にすれば大抵の特殊技を耐えると判断しました。Sを準速90属抜きにして大抵のグラカイの上から攻撃できるようにしました。耐久に割いた分の火力を補うためにAに補正をかけて持ち物を拘り鉢巻にしました。突撃チョッキにするか鉢巻にするかは、Sもしくはより固い耐久が欲しいならチョッキ、火力が欲しければ鉢巻になると思います。
技構成はメイン技の画竜点睛、先制技の神速、
グラードンに撃つ滝登りまではすんなりと決まり、最後は迷いましたが範囲技でダブル最強技である岩雪崩にしたのですが、結局撃たなかったのでドラゴンクローなどの方が良かったと反省しています。
ぽけっとふぁんくしょん!
フェローチェ@ドクZ(ビーストブースト・むじゃき)
147(4)-189(252)-59(12)-158(4)-51( )-221(236)
とびひざげり/とんぼがえり/どくづき/
れいとうビーム
調整意図; A:Z毒づきで無振りゼルネアスが87.5%の乱数1
S:準速スカーフカプテテフ抜き
H,B:余り
Z枠でありグラゼルネへの対抗枠。スカーフ
カイオーガよりも速く蜻蛉返りができ、ゼルネアスに対する打点を持ち、メガ枠ではない
ポケモンとして採用しました。スカーフ
カイオーガより速くするメリットは、蜻蛉返りによって相手の
ゲンシグラードンの後出しを見てから
レックウザを裏から投げることで、スカーフ
カイオーガの水技を無効化されずに叩き込むことができます。スピアーではないのはメガ枠が
レックウザと被るのを嫌ったのと、カプテテフや鋼タイプに対して多少強くなる点を評価しました。
調整と技構成は自分が1番使いやすいものにしました。守るを採用していた時もあったのですが、この構成の方が使いやすい気がします。毒Zはゼルネアスやカプを落とすために必須です。
ぽけっとふぁんくしょん!
アマージョ@フィラのみ(じょうおうのいげん・しんちょう)
179(252)-140( )-122(28)-×( )-161(228)-92( )
パワーウィップ/とんぼがえり/フェイント/てだすけ
B:余り
禁伝のサポート枠。女王の威厳で
猫騙しを防ぎ、フェイントと手助けで
カイオーガの補助をします。オーガ
アマージョの並びはスカーフ
カイオーガを警戒されてしまうのが懸念でしたが、それを踏まえても
アマージョのサポート性能が使いやすく、採用した方が良いと思ったので採用しました。
調整は草枠である以上、
カイオーガの攻撃を受けることが多いと思ったので特殊耐久を高くしました。
天焦がす滅亡の光を耐久の目安にしておけば大抵の特殊技は耐えるという考えです。持ち物はとりあえず耐久を上げるピンチベリーにしましたが、半減実やZにしても良かったかもしれません。
技構成は一致技の
パワーウィップ、守るや
ワイドガードを崩すフェイント、隣の火力を上げる手助けまでが確定で、後はサイクルを回しやすくする蜻蛉返りにしました。特にフェイントは
フェローチェの跳び膝蹴りを守られなくなるという点でも相性が良かったです。
ぽけっとふぁんくしょん!
調整意図;H-D:できるだけ高く
S:追い風下100属抜き調整+2
A,B:余り
ガオガエン枠。ダブル最優の御三家。威嚇を持っていて
猫騙しができて蜻蛉返りで帰られる素晴らしい
ポケモン。HDチョッキにすることで威嚇と併せてとても硬くなります。ここまで硬いと特殊耐久に関しては殆ど不安がありませんでした。ちなみにD実数値140+チョッキで、C補正込みC252
ゲンシカイオーガの雨補正+範囲技補正込み根源の波動を確定耐えします。
調整はSを他の
ガオガエンより速くしたかったので少し速めになってると思います。これより速い
ガオガエンは恐らくアタッカーで脆いと思ったので何とかなると考えました。大体の
ガオガエンミラーで上から
猫騙しができたので良かったと思います。残りはHDに振って端数をABに振り、
カイオーガ対面でも行動できるようにチョッキを持たせました。
技は一致技の
フレアドライブ、相手の行動を止める
猫騙し、サイクルを回す蜻蛉返り、
ルナアーラに撃つ悪技まではすんなり決まり、対ルナゼルネを考えて悪技を相手の特殊火力を下げるバークアウトにしました。
ぽけっとふぁんくしょん!
テッカグヤ@バンジのみ(ビーストブースト・しんちょう)
204(252)-121( )-140(132)-×( )-150(124)-81( )
まもる/ヘビーボンバー/
やどりぎのタネ/
ワイドガード
調整意図;H-B:A補正込みA252鉢巻メガレックウザの画竜点睛が37.2%の乱数2
H-D:無補正C252ゼルネアスのC↑↑ムーンフォースが0.3%の乱数2
ワイドガード枠。本構築で唯一守るを搭載している
ポケモン。詰ませ性能が高く、
カイオーガとのタイマンで勝ったことも何回かあります。安定した耐久を持っているので後出ししやすく、クッションとしての役割も担っていました。ゼルネアスやカプテテフを考えると、よっぽど攻め重視の構築じゃない限りは鋼枠を採用した方が自分は扱いやすかったです。
調整は対ゼルネアスを優先した上で、流行っていたレックゼルネにできるだけ強くなるようにしました。
技は鋼技のヘビーボンバー、定数ダメージ且つ回復リソースの宿り木の種、宿り木の種と相性の良い守るまでが決まり、最後の技は範囲技が強い環境であることと
テッカグヤ以外は守るを持っていないことから、隣の
ポケモンを守ることができる
ワイドガードにしました。ヘビーボンバーの枠はゼルネアスなどの禁伝への火力を考えジャイロボールも考えましたが、安定を求めヘビーボンバーにしました。守ると
ワイドガードを両採用することで、対
カイオーガなどの範囲技をメインにする
ポケモンに対して宿り木の種による削り・回復を多く稼ぐことができました。ちなみに守る→
ワイドガードは成功しますが、
ワイドガード→守るは失敗しやすいので注意です。
選出・立ち回り
基本選出
前:カイオーガ+@1
後:レックウザ+@1
選出はこの形がベースになります。初手からスカーフカイオーガの潮吹きでガンガン押していきます。隣のポケモンは相手によって切り替えていきます。
対グラゼルネ
前:カイオーガ+フェローチェ
後:レックウザ+@1
フェローチェを初手に投げ、初手にグラゼルネのどちらが来ても良いようにします。大体は潮吹き+蜻蛉返りを選択します。猫騙し枠は選出時にアマージョを見ると投げられにくくなるかなと感じました。
対オーガレック
前:カイオーガ+アマージョ
後:レックウザ+テッカグヤ
天候によって水技を無効化されないので、猫騙しを無効にできるアマージョを隣に置きます。手助け潮吹きを撃ちたいですが、レックウザが初手に出てきた場合はアマージョ→レックウザに引いて、乱気流をエアロックで無効にしながら冷凍ビームをレックウザに撃つ時もあります。
対レックゼルネ
前:カイオーガ+フェローチェ
後:レックウザ+テッカグヤ
初手にはレックゼルネや取り巻きとして有名なガエンバレルレヒレランドの殆どに有効打を持つフェローチェを置き、フェローチェやオーガレックで削りテッカグヤで詰めるルートを取っていきます。
対ルナゼルネ
前:ガオガエン+テッカグヤ
後:カイオーガ+レックウザ
実際の対戦ではカイオーガを初手に出していたのですが、ルナテテフと出されることが多く、そうするとカプテテフのケアのためにフェローチェを出さないと辛いという場面が多くなり、ルナアーラや最速スカーフカプテテフに確実に仕事をされてしまうので、この選出の方がルナテテフからの有効打が少なく、良いかもしれないと後に考え直しました。
反省・感想
とにかく経験とモチベーションが足りなかったと思います。ウルトラシリーズは仲間大会もずっと参加していたのに真面目に考察も行わなかったので、各構築に対する対策が全くできていませんでした。「GSは火力の暴力だから自分の好きな受け寄りのサイクルができなくて自分には合わない」なんて言い訳をする前にもっと考えるべきだったと思います。現にこのスカーフオーガレックをもっと早く考えられていたらもっと完成度を高められたかもしれませんし、他の構築を思いついたかもしれません。仲間大会で多少なりとも知り合った人と考察して自分の実力を高められたかもしれません。でも自分はやりませんでした。そのことに後悔が無いとは言い切れません。ただ今の自分にできることはやったと思います。それがこの結果なのでそれは享受します。
対戦そのものだと、対ゲンシグラードンが択勝負になってしまうのが辛かったです。そのためのフェローチェとアマージョでしたが、選出時点で初手でこっちがフェローチェを出すかアマージョを出すか、相手が猫騙し枠を出すか出さないか、フェローチェにした場合は相手が猫騙しを撃つか撃たないか、アマージョにした場合は相手がゲンシグラードンに引くか引かないかの択が発生してしまうのが問題だと思いました。こちらオーガアマージョ、相手ゼルネガエンでガオガエン→グラードン引き読みアマージョ→レックウザ+潮吹きを選択したら猫ジオコンを決められて発狂しました。後はルナテテフがかなり辛かったです。スカーフカプテテフで上から叩かれてルナアーラに追い風されるとこちらのコンセプトの「スカーフカイオーガで上から殴る」が消失します。準速スカーフカプテテフならばフェローチェで落とせますが、そうするとルナアーラが確実に行動してきます。更にルナアーラはワイドガードを搭載している場合もあるのでかなり悩まされました。これらのことから、自分はやはり"並び"を対策するのが苦手なので今後の課題となりそうです。
終わりに
結果は奮いませんでしたが、やはり
ポケモンは楽しいですね。もう平成も終わり、冬には最新作の「ソード・シールド」も発売されますし、楽しみですね。ただ7世代環境もまだ半年以上は残っているので、ゆったりと対戦していきたいです。
また、今回は試験的にHTML編集にて簡単な
小見出しを表示してみたり、「ぽけっとふぁんくしょん!」様の
ブログパーツを使用させていただいたりしてみましたが、少しでも見やすくなっていたら幸いです。
では、ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。令和でもよろしくお願いいたします。